『平成18年度 伊勢原市親子スキー教室』参加レポート

 佐藤博一さんより3月18日にサンメドウズ・大泉清里スキー場で開催された伊勢原市親子スキー教室のレポートが寄稿されました。
伊勢原市親子スキー教室 参加の皆さん
 2006年3月18日(土)に「サンメドウズ・大泉清里スキー場」にて伊勢原市スキー協会主催の「伊勢原市親子スキー教室」が開催されました。
 この行事は親子を対象としたスキー教室で、昨年から始まり今年が2回目となります。(昨年は「スノータウン イエティ」で開催されました。)湘南スキークラブからは役員・講師として椎橋さん、水野さん、北田さん、佐藤。参加者として矢吹さん親子(夏南ちゃん、晴南ちゃん)と我が息子(圭一朗)が参加しました。(他のクラブからは、椿原協会長、深渡さん[伊勢原スキークラブ]、江口さん[産能大スキー同好会]、出口さん[山とスキーの会])
 集合場所の伊勢原駅南口からバスはam6:20に出発しました。この週は天気が余り良くなかったのですが当日は朝日も顔を覗かせて爽やかな朝となりました。ただ、予報では現地は午後から雪とのことでした。
 am9:30予定通りにスキー場のゲレンデ中腹に位置する「カラマツロッジ」前の駐車場に到着。「カラマツロッジ」の一室を貸切してあり、そこで早速着替えを行いました。着替えの後はスキーのレンタルです。駐車場にレンタル小屋があり、ゲレンデも目の前なので移動で歩く距離が少ないため子供や初心者には余計な負荷をかけずに済んだと思います。
 開講式、体操の後、班分けを行いました。班は大まかに、初めてスキーをする人、滑ることはできる人、結構滑れる人に分かれました。担当講師は、初心者班が椎橋さん、深渡さん、佐藤。初級班は北田さん。中級班が江口さん、水野さんです。
役員・講師 (左端が原稿を寄せてくださった佐藤博一さん)
 今回初めてスキーをする子供達5名とその親御さん3名を受け持ちます。まずは雪と用具になれることから始めます。スキーを着けずに雪上を歩きます。次はスキーの履き方。そして片方のスキーを着けて歩きます。ここまでは順調です。そして両方のスキーを着けます。あらら、何人かは後ろに滑り出してしまいました。「スキーを斜面の横にして!」といっても子供達にはなかなか理解できない。大人なら言葉で説明すれば直ぐに分かってもらえるのですが、子供達には斜面のフォールラインが分かりにくいのでしょう。これが分からなければ「斜面の横」が分かりません。(んっ、「斜面の横」確かにこれだけだと何のこっちゃ。)カニ歩きで斜面を登ります。これをやると「斜面の横」が分かってくるかな。ある程度斜面を登ったところで、スキーのテールの押し出しを練習して、いよいよプルークで滑り出します。斜度は5度くらいでしょうか、手頃な斜面です。午前中に何とかリフトに乗せたいと思いました。ところが、あっちでバタ、こっちでバタ。滑っていく方向もバラバラ。当然一人で起き上がれる子供は少ない。50mくらい滑ったところで時計を見るとリフトに乗るのは断念しなくてはならない時間でした。ちょっと滑り出すまでに時間をかけすぎたかな。
 昼食は、「カラマツロッジ」の一室で取ります。団体申し込みでは定番のカレーです。お代わりもできました。男の子は殆どお代わりしていたのではないでしょうか。
初めてスキーをする人の講習
 pm1:30午後の講習開始です。午後は「親御さんが一緒にいると子供が甘えてしまう。」との椿原会長からのお言葉で親御さん方は椿原会長と一緒に滑っていただきました。(1人の親御さんは初めてだったので子供達と一緒に滑りました。)ほとんどの子供達は徐々に感じを掴みだして一転び毎に滑走距離が長くなっていきます。ところが私が受け持った男の子はプルークスタンスが保てません。直ぐに脚が閉じてきてしまいます。しばらく手でスキーのトップが開かないように押さえて滑ります。しかしスキーのテールが開けないので制動がかかりません。「う〜ん。これは手強いぞ。」何とか下まで滑り降ろすことができました。リフトの乗り方と降り方を説明してリフトへ向かいます。リフトには無事に乗れました、そして心配の降り場に到着します。「頭を前に出してぇ〜。」おぉ、誰も転ばずに降りることができました。すばらしい、ちょっと感動。最終的にリフトに4,5本乗ったでしょうか。本当に子供達の上達の早さには驚かされます。その上達の早さは感動ものです。指導者冥利に尽きるといったところでしょうか。有資格者になって間もなくの頃、初心者の方を受け持ったことやそのときの感動を思い出しました・・・・・昨年は。今年の男の子は本当に手強かった。パラレルで直滑降はできたし、「スキーって簡単だね。」なんていっていたので「実はこういう子がスキーが上手くなるのかも。」などと一瞬思いながら「滑ることはできても止まれなかったら危ないだろ!」と言い聞かせてプルークを教えていましたが、違うアプローチをしたらパラレルターンができたかも???。今年は教えることの難しさを実感しました。
 帰る頃に湿り雪が降り出しましたが特に問題もなく、途中の談合坂SAでお土産を買う時間をとり、ほぼ予定通りに伊勢原に帰ってきました。
 最後に主催者側の立場として。参加された方お疲れ様でした。皆さんのご協力で無事に行事を終えることができました。ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

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